08-08

ダンギクの基本情報

ダンギクの基本情報
学名:Caryopteris incana
和名:ダンギク(段菊)  その他の名前:ランギク(蘭菊)
科名 / 属名:シソ科 / ダンギク属
特徴
ダンギクは海に近い、日当たりのよい岩山の崖や急斜面に見られる多年草です。全体に柔らかい毛があり、茎はまっすぐに伸びて、茎の上部の葉のわきに花を密集させます。冬には根元を残して枯れ、翌春、根元や茎の残った部分から芽を出して成長を再開します。
乾燥と強光線にたいへん強い反面、やや耐寒性に欠けるため、寒冷地や積雪の多い日本海側では鉢植えにして冬は保護したほうが無難です。
※科名:クマツヅラ科で分類される場合もあります。

種類(原種、園芸品種)
シロバナダンギク
Caryopteris incana f. candida
花の色が白いもの。一般的に市販されている。
モモイロダンギク
Caryopteris incana f. rosea
花の色が桃色のもの。花色に濃淡がある。
カリガネソウ
Caryopteris divaricata
山地の林などにややまれに見られる。ダンギクと違って明るい日陰のやや湿った場所を好む。高さ1m前後、花は夏に咲く。触れると強い硫黄臭を発する。一般的な青紫花のほか、斑入り葉や花が桃色のものもある。

カリオプテリス × クランドネンシス
Caryopteris × clandonensis
ダンギクと、中国産の近縁種カリオプテリス・モンゴリカとの交配種。「花式部」などの名前で流通している。高さ30〜50cm 、枝や葉が細く、より耐寒性が強い。多数の園芸品種がある。

育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
なによりも風通しのよい日なたで育てます。日陰では枯れはしませんが、花つきが少なくなります。根がとてもおう盛に張るので、鉢は5号以上の大きめのものを選びます。庭植えでは、土を盛って周囲より15cmほど高くした花壇に植えます。
水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、よほどの日照りが続かないかぎり必要ありません。
肥料
チッ素、リン酸、カリが等量か、それに近い配合の緩効性肥料を、春の芽出しから夏にかけて施します。5号鉢で有機質肥料を施すなら親指大のものを3~4個、月1回置き肥します。夏以降は、リン酸とカリ主体の液体肥料を1000倍に薄めたものに切り替えて、週に1回施し、花つきを促します。
盆栽的に育てる場合は、ほとんど施さないか、無肥料でも大丈夫です。

病気と害虫
ほとんどありません。
用土(鉢植え)
一般的な草花用培養土でよく育ちます。根腐れが心配な場合やプラ鉢で育てるときは、水はけをよくするために軽石やパーライトを加えるとよいでしょう。市販の山野草向けの培養土も悪くありませんが、乾燥しやすいので水管理が大変になります。
植えつけ、 植え替え
鉢植えでは、4月から5月に毎年行います。庭植えの場合は、3年に1回、株を掘り上げて整理し、植え直します。
ふやし方
タネまき:晩秋に実ったタネを保管し、2月から3月にまきます。管理が適切なら、早いものでは、まいた年に開花します。発芽率は高く、1回のタネまきで多数の株を得られます。
さし芽:さし穂は勢いよく伸びた枝の先端部分を使います。摘心した際に切った枝を使えば一石二鳥です。

主な作業
摘心:新芽は放置するとまっすぐ伸びるだけなので、20cmほど伸びたところで半分ほど切り戻します。その後、伸び出すわき芽を育てます。こんもりと茂らせたい場合は、さらにその枝を同様に摘心します。混み合った枝は適当に間引きます。摘心する10日ほど前に、チッ素分が多い液体肥料を1回施しておくと、早く新芽が出てくるので、あとの管理がスムーズです。
支柱立て:庭植えなどで大きくなりすぎて倒れてきた場合は、支柱を添えて支えます。