08-01

サンビタリアの基本情報

サンビタリアの基本情報
学名:Sanvitalia
和名:ジャノメギク(蛇目菊)  
科名 / 属名:キク科 / ジャノメギク属(サンビタリア属)
特徴
サンビタリアは枝垂れるように育つので、寄せ植えや花壇の縁に植えつけるのに向いています。ただし、高温多湿に弱いので、長雨が避けられ、西日が当たらない場所を選ぶとよいでしょう。日当たりが悪いと徒長して花つきが悪くなり、病気も発生しやすくなります。
サンビタリアはアメリカ南西部からメキシコ、グアテマラにかけて10種が分布しています。かつてよく見かけたのは一年草のプロクンベンス種(Sanvitalia procumbens)でしたが、近年、スペシオサ種(S. speciosa)が多く出回っています。スペシオサ種は、プロクンベンス種に比べると暑さや病気に強いのが特徴です。また、プロクンベンス種の筒状花が茶褐色なのに対し、スペシオサ種のほとんどの品種の筒状花は黄色です。
両種とも凍らせると枯れてしまいます。

種類(原種、園芸品種)
サンビタリア・プロクンベンス‘ゴールド’
Sanvitalia procumbens ‘Gold’
筒状花が茶褐色なのが特徴。タネまきから育てる。ただし、徒長しやすく、うどんこ病にもかかりやすい。
サンビタリア・スペシオサ‘ミリオン・サン’
Sanvitalia speciosa ‘Million Sun’
タネから育てられるスペシオサ種で、筒状花は黄色。徒長しにくく、うどんこ病にも強い。
サンビタリア・スペシオサ‘クスコ’
Sanvitalia speciosa ‘Cuzco’
さし芽でふやされる品種。特に徒長しにくく、花つきがよい。
サンビタリア・スペシオサ‘スタービーニ’
Sanvitalia speciosa ‘Starbini’
‘ミリオン・サン’とよく似る。さし芽でふやすことができる。

育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、日当たりのよい戸外で管理しましょう。長雨には当てないようにします。
庭植えでは、雨が当たらない軒下の花壇や、盛り土をして一段高くなった花壇など、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。極端な酸性の土は嫌うので苦土石灰を施して土壌酸度を中和しておくとよいでしょう。
水やり
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えましょう。特に、高温時極端に乾かしすぎてはいけません。
庭植えでは、真夏に乾燥が続いて葉がしおれてくるような場合は、適時水やりします。特に小さい花壇では、雨が降らないと乾きすぎるので注意しましょう。
肥料
鉢植えでは、4月から10月に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)と液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を施します。
庭植えでは、4月から10月に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10など)を施します。

病気と害虫
病気:うどんこ病
4月から6月、9月から11月、風通しが悪いとうどんこ病が発生しやすくなります。
害虫:アブラムシ、ナメクジ
4月から11月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察し、発生したら適用のある薬剤で防除しましょう。
6月から7月、9月から10月に、雨が続くとナメクジが発生しやすくなります。夜行性なので、夜間に見回って駆除するか、昼間に鉢の底などに隠れているのを見つけて、退治しましょう。
用土(鉢植え)
水はけのよい弱アルカリ性の土を好みます。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料と1リットル当たり2gの苦土石灰を施して植えつけます。
植えつけ、 植え替え
植えつけは、4月から6月と9月が適期です。梅雨までに植えつけを終わらせ、しっかり根を張らせるとよく育ちます。
高温になる梅雨明けから夏の間の植えつけは避け、秋に涼しくなるのを待って、苗を入手して植えつけてもよいでしょう。

ふやし方
タネまき:9月から10月、3月から4月にタネをまいてふやせます。バーミキュライトの細粒にまき、タネが見えるか見えないか程度に、ごく薄く覆土します。9月から10月にタネまきした場合は、フレームの中や室内の日当たりのよい場所で冬越しさせ、霜のおそれがなくなってから植えつけるか、3月から4月にタネをまき、5月から6月に植えつけます。
さし芽:9月から10月、3月から5月、一部の品種はさし芽でふやすことができます。新芽の先端を3節ほどで切り取って清潔な用土にさし、日陰に置いて管理します。
主な作業
切り戻し:6月から9月、伸びすぎて姿が乱れた株は、切り戻します。梅雨入り直前に切り戻すと風通しがよくなり、株の蒸れを防げます。また、初秋に切り戻すと、晩秋の花つきがよくなります。